ふくが来年7歳になる前に、ペット用酸素室を調べた話
ふくが今年6歳になった。柴犬の平均寿命は12〜15年と言われているが、7歳からシニア期とされることが多い。つまり来年から、ふくは「シニア犬」に分類される。
この事実をちゃんと受け止めたのは、ふくが夜中に咳き込む夜があったからだった。
夜中の咳き込み
今年の春、夜11時ごろふくが「ゴッゴッ」という音を出していた。動物病院でよく聞く逆くしゃみとは違う、少し苦しそうな音だった。1分ほどで収まり、その後は普通に寝た。翌朝の様子は変わりなく、食欲も問題なかった。
でも気になって調べ始めた。柴犬は気管虚脱という病気になりやすく、気管が潰れて呼吸困難になるケースがある。また、心臓病が進むと呼吸が浅くなる。今のふくが問題ないとしても、シニア期には呼吸器トラブルが増えやすいことは知っておくべきだと思った。
翌日動物病院で診てもらった。レントゲンと聴診で「今のところ異常なし、逆くしゃみか一時的なものと思われる」と言われて安心したが、同時に「シニア期に備えて、呼吸器の定期チェックをするといい」とも言われた。
ペット用酸素室を知った
その夜の検索で、初めて「ペット用酸素室レンタル」という選択肢を知った。
在宅で酸素補給できる小型のハウスをレンタルするサービスで、心臓病・気管虚脱・術後回復・熱中症後のケアなどに使われているらしい。獣医師に処方された薬と並行して、自宅で呼吸を補助する環境を作る道具として使われている。
酸素室がどういうものか
ペット用酸素室は、犬が入れるサイズの透明なハウス(テントやボックス型)に酸素濃縮器を接続して、内部の酸素濃度を高める仕組みだ。医療機関で使われる原理と同じで、外気より酸素濃度が高い環境に犬を入れることで、呼吸の負荷を軽減できるとされている。
使い方は、獣医師の指示に従って時間・頻度を決める。「入れっぱなし」ではなく、必要なときに必要な時間使うイメージだ。
獣医師との連携が前提
酸素室は「買えば安心」というものではない。どういう状態のときに使うか、何分使うか、効果をどう判断するか、は獣医師と確認するのが前提になる。
ふくのかかりつけ医に「こういうサービスがあるけど、どう思いますか」と聞いたところ、「術後や重度の心臓病のケアで在宅酸素を使うことは実際にあります。ただ、何でもない状態で頻繁に使う必要はないです」と言われた。あくまで症状があって必要と判断されたときの道具、という位置づけだ。
「知っておく」ことが目的だった
今回調べたのは「今すぐ使う」ためではなかった。シニア期に入ったとき、呼吸が苦しそうな夜があったとき、術後に自宅ケアが必要になったとき、に「選択肢として知っている」状態にしておきたかった。
柴犬と暮らしていると、必要になってから調べる時間がないことがある。特に夜中の緊急事態は、事前に知っていることの量で対応が変わる。今回の咳き込みは結果的に問題なかったが、「知っておいてよかった」と思うことが増えてきた。
シニア期の準備として
ふくが7歳になる前にやっておきたいことのリストを少し前から作っている。
- 心臓と気管の定期チェックをかかりつけ医に組み込む
- 滑り防止マットを全室に敷く(関節のため)
- 食事をシニア用に切り替えるタイミングを医師と相談する
- 在宅酸素室という選択肢を知っておく(今回)
ふくはまだよく走るし、食欲も旺盛で、目の輝きも変わらない。でも来年が「シニア」の始まりとされる年であることは変わらない。元気なうちに準備を考えておくのが、後で後悔しない方法だと思っている。
獣医師ではないので医療的なことは断言できないが、「知らなかった」よりは「知っていた」のほうが、いざというときに動けると信じている。
Q. シニア犬の咳き込みはすぐ病院に行った方がいいですか?
1回で収まりその後の様子が変わらなくても、翌日にかかりつけ医に相談するのが安心です。ふくの咳き込みも翌日に診てもらい、レントゲンと聴診で問題なしと確認できました。シニア期は呼吸器トラブルが増えやすいので、早めに確認するのが大切です。獣医ではないので判断はかかりつけ医にお任せしています。
Q. ペット用酸素室レンタルはどんな場合に使いますか?
心臓病・気管虚脱・術後回復・熱中症後のケアなどで使われているそうです。「今すぐ使う」ためではなく、シニア期に選択肢として知っておくために調べました。使う場合は獣医師の指示に従って時間・頻度を決めることが前提です。
Q. 柴犬が7歳になる前にどんな健康準備をしましたか?
心臓と気管の定期チェックをかかりつけ医に組み込む、滑り防止マットを全室に敷く、食事のシニア対応切替のタイミングを医師と相談する、在宅酸素室という選択肢を知っておく、の4点をリストアップしました。元気なうちに準備を考えておくのが後悔しない方法だと思っています。
Q. 柴犬はどんな呼吸器の病気になりやすいですか?
柴犬は気管虚脱という病気になりやすく、気管が潰れて呼吸困難になるケースがあると調べてわかりました。また心臓病が進むと呼吸が浅くなることもあるそうです。獣医ではないので、具体的な診断や対応はかかりつけ医に相談してください。
Q. ペット用酸素室はどこでレンタルできますか?
在宅酸素室のモニター申込やレンタルサービスがあります。私は深夜の検索で初めて知り、今すぐ使う必要はありませんがモニター申込だけしてみました。「知っているのと知らないのでは対応できるスピードが違う」と感じています。詳細は各サービス事業者にご確認ください。
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この記事を書いている人
久保里奈(くぼ りな・39歳)
神奈川県逗子市在住のフリーランスデザイナー。
柴犬「ふく(メス・6歳)」「あん(オス・2歳)」と暮らしています。
柴犬専門で10年、咬みつき癖や手作りごはんの試行錯誤の記録を綴っています。
タグ: #シニア犬#健康管理#ふくの記録#老犬ケア