拾い食い防止の歩き方とリード使い — 田越川沿いで実践していること
「あんが何か拾った…!」朝の田越川沿いを歩いていて、何度この声を上げたかわかりません。柴犬は猟犬気質が残っているので、地面のニオイへの興味が他犬種より強い気がします。うちのあんは特にそれが顕著で、2歳までの2年間、拾い食い対策に本当に苦労しました。
獣医ではないので「絶対の予防策」は言えませんが、実際に効果があった歩き方とリード使いをまとめます。逗子のような自然が多い場所だと、季節によって落ちているものも変わるので注意が必要です。
まず知るべきこと:拾い食いは命に関わる
最初に伝えたいのは、拾い食いは本当に怖いということです。チョコレート、玉ねぎ、薬の包装、誰かが捨てたタバコ…どれも犬には毒になります。あんが1歳半の時、近所で誰かが落とした錠剤を拾ってしまい、夜間救急に駆け込んだことがあります。幸い催吐処置で大事には至りませんでしたが、それから本気で対策を始めました。
対策1:リードを「短め」に持つ歩き方
これが一番基本にして大事だと獣医に言われました。フレキシリード(伸縮式)で長く持つと、地面のニオイに集中する時間が増えるので、拾い食い率が跳ね上がります。
我が家ではダブルハンドルのリードに変えました。手元の補助ハンドルがあるので、何か拾いそうな瞬間にサッと短く持ち直せます。これ、本当に変えてから1ヶ月で拾い食いの頻度が体感1/5になりました。ただし、短めに持つ=常にテンションがかかっている、ではないことに注意。緊張して引っ張るのは逆効果です。
対策2:ハーネス・首輪選びの見直し
リードと同じくらい大事なのが、首輪・ハーネス選びでした。緩すぎると犬が下を向いて地面に顔を近づけやすく、拾い食い率が上がります。
ピタッとフィットして、引っ張った時に自然に体の向きを変えやすいタイプにしました。これに変えてから、あんが地面に顔を突っ込むまでの時間が遅れて、私が止める余裕ができるようになりました。ただし、サイズが合っていないと擦れて毛が抜けるので、首回り・胸回りの実測必須です。
対策3:「アイコンタクト」を散歩中に挟む
これは獣医ではなくドッグトレーナーの方に教わったテクニックです。散歩中、20〜30秒に1回、犬の名前を呼んでアイコンタクトを取り、できたらおやつ。これを繰り返すと、犬の意識が地面ではなく飼い主に向く時間が増えるようになります。
最初の1週間は「面倒くさいな」と思いましたが、3週間続けたらあんが自然に私を見上げる回数が増えて、拾い食いも減りました。
対策4:歩くコースを変える
拾い食いが多い場所は、決まっていることが多いです。あんの場合:
- 公園のゴミ箱周辺:人が捨てた食べ物の匂いが残る
- 自販機の横:お菓子の包装が落ちていることが多い
- 居酒屋街の朝:前夜の食べ物が落ちている
これらをルートから外しました。田越川沿いも、ゴミ箱周辺だけは避けて回り込むようにしています。早朝の散歩は、清掃前のゴミが落ちていることがあるので特に注意。
対策5:「ちょうだい」コマンドを徹底
万が一拾ってしまった時のために、「ちょうだい」コマンドを徹底的に教え込みました。口に何か入れたら、おやつと交換する習慣です。
無理やり口を開けて取り出そうとすると、犬は飲み込もうとして悪化することが多いそうです。「ちょうだい→おやつもらえる」のパターンを覚えさせる方が安全だと獣医にも言われました。
対策6:体調を整えるのも予防の一部
意外に思われるかもしれませんが、お腹が満たされていない・栄養が偏っている犬は拾い食いに走りやすいそうです。あんも、フードを見直してから明らかに食いつきへの執着が減りました。普段の食事の質を上げることも、拾い食い予防の一部だと考えています。
効かなかったこと
正直に書いておきます。
- 「ダメ!」と大声で叱る:その瞬間は止まりますが、再発します。あんは慣れて無視するようになりました
- 口輪:拾い食いは防げますが、ハアハアできず夏は熱中症リスクが上がるので普段使いには不向き
- 「マテ」だけで対応:マテができても、地面の食べ物の誘惑には負けやすいです
拾った後の対処
万が一何か食べてしまったら、迷わず動物病院に電話します。「何を」「いつ」「どのくらい」を伝えるのが基本。スマホで現場の写真を撮っておくと、種類の特定が早くなることもあります。我が家のかかりつけは夜間でも電話対応してくれるので、緊急連絡先を冷蔵庫に貼っています。
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まとめ
- リードはダブルハンドルで「短く持ち直せる」ものを選ぶ
- ハーネス・首輪はピタッとフィットするものに変える
- 散歩中のアイコンタクトで意識を飼い主に向ける習慣を
- 拾い食いが多いポイントはルートから外す
- 「ちょうだい」コマンドを交換式で徹底する
- 万が一の時の連絡先を家族で共有
繰り返しになりますが、私は獣医ではないので、誤食した時や対策しても改善しない場合は、必ずかかりつけ医に相談してください。柴犬は頑固な分、コマンドを身につけるのに時間がかかる子も多いと思います。あんも2年かけてようやく今の状態です。焦らず、でも油断もせず、お互い頑張りましょう。
この記事を書いている人
久保里奈(くぼ りな・39歳)
神奈川県逗子市在住のフリーランスデザイナー。
柴犬「ふく(メス・6歳)」「あん(オス・2歳)」と暮らしています。
柴犬専門で10年、咬みつき癖や手作りごはんの試行錯誤の記録を綴っています。
タグ: #拾い食い#リード#あんの記録#逗子