ダンクセキで2025年の柴犬フォトブックを作った話 — 写真を整理できていなかった反省
スマートフォンのカメラロールには、2025年だけでふくとあんの写真が800枚以上ある。数を把握したのはフォトブックを作ろうとして整理し始めたときで、正直な感想は「こんなに撮ってたのか」という驚きと「こんなに放置してたのか」という後悔が半々だった。
あんが来てから写真の枚数は明らかに増えた。2匹が並んでいるところ、あんがふくに遊びかけてふくに睨まれているところ、珍しく並んで日当たりのいい場所で寝ているところ。撮らずにいられない瞬間が1日に何度もある。ただ撮るばかりで整理がまったく追いつかず、気づけば「見返したことのない写真の山」になっていた。
フォトブックを作ろうと思ったきっかけ
2026年の1月、娘(8歳)が唐突に「ふくの写真アルバムが見たい」と言った。「スマホで見せようか」と答えたら、「パラパラめくれるやつがいい」と言われた。
それはそうだ、と思った。私だって子どものころ、実家の写真アルバムをよく開いていた。スクロールするのと、ページをめくるのは、体験として全然違う。
グラフィックデザインの仕事をしているので、レイアウトへのこだわりは少し人より強いかもしれない。どうせ作るなら印刷品質にも妥協したくなかった。いくつかフォトブックサービスを比較して、ダンクセキを選んだのは紙の質と仕上がりの評判が高かったからだった。
実際に使ってみた感想
操作は比較的シンプルで、デザインの専門知識がなくてもテンプレートを使って作れる仕組みになっている。ただ、正直に言うとひとつ落とし穴があった。写真選びに予想の3倍くらいの時間がかかった。
800枚から「フォトブックに載せたい写真」を選ぼうとすると、どうしても手が止まる。「これも入れたい」「でもページ数を増やすとコストが上がる」という葛藤が延々と続いた。最終的に70枚に絞るまでに2時間以上かかった。これは私の整理術の問題でもあるが、「もう少し日常的に整理しておけばよかった」という反省は強くある。
レイアウトを凝り始めるとさらに深みにはまる。私はデザイン職なのでつい細かい部分を調整したくなり、制作時間が4時間を超えた。凝らなければもっと早く終わるはずで、これは完全に自分の性格の問題だ。
届いたフォトブックの品質は満足している。紙の厚みがあって、印刷の発色がきれいだった。娘は届いた日に3回以上パラパラとめくっていた。「ふく若い」「これあんが来た日?」と言いながら見ていて、作ってよかったと思った。
フォトブックを作ってから、「写真の素材自体をもっとよくしておけばよかった」と思うようになった。800枚の中には、暗くてブレているものも多かった。スマホの追いかけ撮りには限界があって、プロに撮ってもらった写真と比べると差が出る。
「写真集」という形でもっと本格的に残したい場合は、完全受注制の写真集サービスもある。
よくある質問
Q1. フォトブックは年1冊作るのが理想ですか?
我が家のような枚数(年800枚程度)なら年1冊で十分です。むしろ「半年ごと」だと写真選びが追いつかず作るタイミングを逃します。年1回・年末年始に作るのを「儀式」として固定すると続けやすいです。あんが来てからは「2匹を含む写真」と「ふく単独・あん単独」をそれぞれ均等に選ぶようにしています。
Q2. ダンクセキ以外のフォトブックサービスを試したことはありますか?
過去に「しまうまブック」と「フォトレボ」を試しました。しまうまブックは価格がとても安く、量産用にはよいです(友人へのプレゼント用に向く)。フォトレボはレイアウト自由度が高く、デザイン好きには楽しいですが時間がかかります。ダンクセキは「価格と品質のバランスが一番ちょうどよかった」というのが我が家の結論です。用途別に複数使い分けるのも一つの選択肢です。
Q3. 800枚から選ぶときの基準は何でしたか?
3つの基準を作りました。①その時その月のふく・あんを象徴するか、②表情・構図が鮮明か、③物語の流れがあるか(前後の写真と繋がるか)です。「かわいいから」だけで選ぶと70枚に絞りきれないので、機械的な基準を設けると判断が早くなります。それでも捨てきれなかった150枚はGoogleフォトのアルバム機能でデジタル保管しています。
Q4. スマホで撮るときに意識している設定はありますか?
3つあります。①ポートレートモード(背景ボケで犬が引き立つ)、②2倍ズーム以下に抑える(劣化を防ぐ)、③連写モード(動く瞬間を逃さない)です。あんは静止しないので連写は必須です。最近はスマホのAI補正機能で暗い写真もある程度救えますが、最初から「明るい場所で撮る」のが一番品質に効きます。逗子のリビングは南向きで日光が強いので、午前中の撮影が一番向いています。
Q5. プロカメラマン撮影と自前撮影をどう使い分けていますか?
「記念日・誕生日・年に1回の家族写真」はプロにお願いし、日常はスマホで自前撮影と棲み分けています。プロは構図と表情の引き出し方が違うので、年1回でも入れると写真集のクオリティが一段上がります。料金は撮影会サービス(モシモのphotorecoなど)なら無料参加で気に入った写真だけ買い取りができるので、ハードルは下がりました。ふくが元気なシニア入り前の今のうちに、もう1回プロ撮影を入れたいと考えています。
整理を習慣化するために始めた「月次セレクト」
フォトブック制作で写真整理に2時間かかった反省を踏まえて、2026年からは「月次セレクト」を始めました。
毎月末の日曜日に15分だけ、その月の写真を見返して「年末フォトブック候補」に★をつけるルールです。Googleフォトの「お気に入り」機能で十分管理できます。
これを始めてから3ヶ月、今のところ続いています。月15分×12回=年3時間で、年末の絞り込み作業がほぼゼロになる計算なので、合計時間は確実に減ります。
過去6年で「フォトブックを作ろう」と何度も思いながら写真の山に挫折した経験があるので、今回こそ続けたいです。完璧に整理しようとすると挫折するので、「★をつけるだけ」のミニマム運用にしているのが続いている理由だと思います。
フォトブックを作って気づいた「2匹の関係性の変化」
70枚のフォトブックを完成させて、ページをめくり返してみて気づいたことがあります。
2025年の春(4-5月)の写真では、ふくとあんが少し離れた場所で寝ているカットが多いのです。一方、夏以降(特に9月以降)は2匹がくっついて寝るカットが急に増えていました。
写真を時系列で並べることで、「2匹の距離感が半年で大きく変わった」という事実が視覚的にわかったのです。日々一緒にいると気づかないこの変化を、フォトブックという形にすることで初めて認識できました。
これは「写真は記録だけでなく、関係性の観察ツールにもなる」という発見でした。来年のフォトブックでは、「2匹の距離感の変化」をテーマの軸の一つにしてみようと考えています。
紙の写真集とデジタルアーカイブの両方を持つ理由
最後に補足です。我が家はフォトブック(紙)に加えて、Googleフォトでデジタルアーカイブも維持しています。
紙のフォトブックは「家族で気軽にめくる」用、Googleフォトは「全データを失わない保険」用、という棲み分けです。災害や火事でフォトブックを失うリスクを考えると、デジタルバックアップは別途必要です。
逆に「デジタルだけ」だと、娘が「ふくのアルバムを見たい」と言ったときの「ページをめくる体験」ができません。両方持つことで、それぞれの良さを活かせると思っています。
ふくが7歳のシニア期に入ったら、若い頃の写真をプロのフォトブックに作り直す「総集編」も作ろうと考えています。今のフォトブックは年次の記録、総集編は人生の節目の記念、という位置づけで。
まとめ
- スマホに800枚以上の写真が溜まっていたことを整理して初めて把握した
- 娘の「ページをめくれるアルバムが欲しい」という一言がきっかけでフォトブック制作を決断
- ダンクセキを選んだ理由は紙の質と印刷品質の評判の高さ
- 操作はシンプルだが、写真選びに予想外の時間がかかる(800枚から70枚に絞るのに2時間)
- デザインを凝りすぎると4時間超えになるので、テンプレートをそのまま使う方が早い
- 品質は満足。年1冊のペースで2026年版も作る予定
- 月次セレクトで年末の絞り込み負担を分散する運用に切り替え
- フォトブック化で「2匹の関係性の変化」が視覚的に見えるという副次効果あり
- 紙の写真集とデジタルアーカイブは両方持つことで補完関係になる
Q. 犬のフォトブックは年に何冊作るのが理想ですか?
我が家の年800枚程度の写真量なら年1冊で十分です。半年ごとに作ると写真選びが追いつかず作るタイミングを逃します。年末年始を「儀式」として固定して、月次で候補写真に★をつけておくと、年末の絞り込みが楽になります。2026年からこの運用に切り替えて3ヶ月、今のところ続いています。
Q. ダンクセキとしまうまブックのフォトブックはどう違いますか?
しまうまブックは価格が安く量産向きで友人へのプレゼントに向きます。ダンクセキは紙の厚みと印刷の発色が良く、手元に残すメイン1冊として使うのに向いているというのが我が家の結論です。用途によって複数使い分けるのも選択肢のひとつです。
Q. スマホで犬の写真を上手に撮るコツはありますか?
ポートレートモードで背景ボケを出す、2倍ズーム以下に抑える、動く瞬間は連写モードを使う、の3点が基本です。あんは静止しないので連写は必須でした。最初から明るい場所で撮るのが一番品質に効きます。逗子のリビングは南向きで日光が強いので、午前中の撮影を意識するようになりました。
Q. 犬の写真を800枚から70枚に絞り込む方法を教えてください
①その月のふくとあんを象徴するか、②表情・構図が鮮明か、③前後の写真と物語の流れがあるか、の3基準で機械的に判断します。「かわいいから」だけで選ぶと絞りきれないので基準を作ると判断が早くなります。それでも捨てきれなかった写真はGoogleフォトのアルバムでデジタル保管しています。
Q. 犬のフォトブックを紙とデジタル両方持つ意味はありますか?
紙のフォトブックは家族でめくって見る体験ができ、デジタルアーカイブは災害や紛失に備えた保険になります。娘が「ページをめくれるアルバムが見たい」と言ったのがきっかけでしたが、スクロールするのとページをめくるのは体験として全く違います。フォトブックを時系列で並べると2匹の関係性の変化も視覚的にわかる、という副次効果もありました。
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この記事を書いている人
久保里奈(くぼ りな・39歳)
神奈川県逗子市在住のフリーランスデザイナー。
柴犬「ふく(メス・6歳)」「あん(オス・2歳)」と暮らしています。
柴犬専門で10年、咬みつき癖や手作りごはんの試行錯誤の記録を綴っています。
タグ: #思い出#写真#多頭#ふくの記録#あんの記録