柴犬の多頭飼いで喧嘩が起きた——仲裁のやり方と関係を悪化させないための対処法
多頭飼いを始める前、一番怖かったのが「2頭が喧嘩をしたらどうするか」ということでした。ふく(6歳メス赤柴)もあん(2歳オス黒柴)も柴犬なので、気が強いのはわかっている。案の定、迎えてから半年以内に、本気に近いぶつかり合いが2度起きました。
この記事は、その時に私がやったこと・やってはいけなかったことと、日頃から関係悪化を防ぐために取り組んでいることをまとめたものです。獣医ではないので、深刻な噛み傷が出た場合は迷わず受診してください。
柴犬同士の喧嘩のパターン
うちで経験したのは大きく2つです。
パターンA:食事やおやつ周りの争い
あんを迎えて最初の頃、私がおやつを1つ取り出した瞬間、2頭がにらみ合ってガウッと向かい合いになりました。食べ物がきっかけのトラブルは柴犬に限らず多いと聞きます。
パターンB:テリトリーの主張(ベッド・特等席)
ふくが長年占領していたソファの端を、あんが奪おうとして起きる緊張状態。お互いギリギリで止まることが多かったですが、一度だけ本気の噛み合いになりました。
仲裁のやり方
獣医から「声や手で割り込もうとするのは危険」と言われていたので、私が試したのは以下の手順です。
1. 声を落として低く言う
大声で「ダメ!」と叫ぶと犬が興奮状態に入ることがあると聞いて、意識して低い声で「ノー」と一言だけ言うようにしました。
2. 物(クッション)を間に挟む
手を直接割り込ませると噛まれるリスクがあるので、クッションや折りたたんだ毛布を素早く2頭の間に置きました。これで一度「間」ができる。
3. 2頭を別の空間に離す
クッションで気をそらした直後に、あんをリードで別の部屋に誘導して10分以上時間を置きました。鎮まらないうちに戻すと再点火します。
今はケージを部屋に常設して、緊張状態になった時にあん(または先住犬のふく)を「短時間の気分転換スペース」として使えるようにしています。「閉じ込め」ではなく「落ち着ける場所」として認識させておくのがポイントでした。
日頃からやっていること
食事は必ず別の場所・同時スタート
ふくとあんの食器は部屋の対角線上に置いて、同時にスタート。どちらかが先に終わっても、もう一方が食べ終わるまで接触させません。
特等席は「両方のもの」にしない
ふくが長年使っていたソファの端は、今でもふくの「指定席」にしています。あん用には別のクッションを置いて、それぞれのスペースが明確になるよう工夫しました。
遊ばせる時間を意識的に作る
一緒に過ごす時間を増やすことで、共同生活に慣れていきます。ただし、疲れてくると険悪になりやすいので、遊びが白熱してきたら一旦クールダウン。私がタイムキーパー役になっています。
やってはいけなかったこと
- 大声で叱る → 双方の興奮が上がって逆効果
- 喧嘩しているところを直接引き離す → 興奮時に手や腕を噛まれる可能性がある
- どちらかだけを庇う → もう一方がストレスを溜めてしまう
特に「ふくがかわいそう」と思ってふくだけをなだめていた時期、あんの態度が硬化しました。どちらに対しても同じように接することが、多頭生活の安定につながると実感しています。
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まとめ
- 食事・特等席周りのトラブルはパターンを把握して事前に防ぐ
- 仲裁は大声・直接介入ではなく「物を挟む→時間を置く」
- ケージを「落ち着けるスペース」として使えるよう日頃から慣らしておく
- どちらかだけを庇わず、両方に対して公平に接する
深刻な噛み傷が出た・頻繁に喧嘩が続く場合は、トレーナーや獣医への相談をお勧めします。私は獣医ではないので、参考情報として読んでください。
Q. 柴犬の多頭飼いで喧嘩が起きた時、どうやって止めれば良いですか? 大声や直接介入は避け、クッションを間に挟んで「間」を作り、一方を別室に誘導して10分以上時間を置くのが有効でした。
Q. 柴犬の多頭飼いで喧嘩を防ぐには何が大切ですか? 食事を別の場所で同時スタートにする、スペースをそれぞれに確保する、疲れる前に遊びを切り上げる、2頭に公平に接することが効果的でした。
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この記事を書いている人
久保里奈(くぼ りな・39歳)
神奈川県逗子市在住のフリーランスデザイナー。
柴犬「ふく(メス・6歳)」「あん(オス・2歳)」と暮らしています。
柴犬専門で10年、咬みつき癖や手作りごはんの試行錯誤の記録を綴っています。
タグ: #多頭飼い#ふくの記録#あんの記録#失敗談