手作りごはんの出汁・肉汁活用法 — 捨てる部分を栄養に変える
手作りごはん歴5年(2020年から)の私が、ずっと続けている小さな習慣があります。それは「肉や魚を茹でた後の汁を絶対に捨てない」こと。
最初は「もったいないから」だけの理由でしたが、今ではふくとあんの食いつきアップ・栄養補給・水分摂取量増加の3つに効く、立派な調理テクニックだと思っています。獣医ではないので「これで健康になる」みたいな話はできませんが、5年続けて感じた実用Tipsを共有します。
1. 鶏むね肉を茹でた汁(スープストック)
ふくの主食である鶏むね肉。これを茹でた後のスープが一番の主役です。
私のやり方
- 鶏むね肉500gを水800mlで20分茹でる
- アクは丁寧に取る(これは絶対)
- 茹で上がったら肉を取り出してほぐす
- 残ったスープは100mlずつ製氷皿で冷凍
毎日のごはんに、この鶏スープ氷を1個ずつトッピング。冷凍庫でいつでも使えるので便利です。
注意点
- 塩・調味料は絶対入れない:人間の感覚で塩を足したくなるけど、犬には塩分過多で危険
- アクは必ず取る:雑味が残ると風味が落ちる
- 冷凍は2週間以内に使い切る:保存料無しなので風味劣化が早い
2. 煮干し出汁
私はカルシウム補給目的で、無塩煮干しを少量使っています。
出汁の取り方
- 無塩煮干し10gを水500mlに一晩浸す(冷蔵庫で)
- 翌朝、弱火で5分煮出す
- 漉して使用、煮干し本体は捨てずに細かく刻んでフードに混ぜる
煮干し出汁は香りが強いので、ふくが食欲落ちている日に特に効きます。ただし塩分管理が必要なので、必ず無塩のものを使ってください。
3. 野菜の茹で汁
人参・キャベツ・ブロッコリーを茹でた後の汁も使います。これは特に夏場の水分補給に役立ちます。
使い方
- 野菜を茹でた後の汁を冷ます
- 製氷皿で冷凍
- 夏場のおやつタイムに「野菜氷」として与える
ふくは普通の水よりこちらのほうがガブガブ飲みます。夏の脱水予防として優秀です。
弱点
- 玉ねぎ・長ネギを茹でた汁は絶対NG(犬に有毒)
- 茹で野菜のうち、にんにく系も同様にNG
- 「人間の鍋の残り汁」を流用するのは塩分・調味料的に危険
4. 鮭・タラを茹でた汁
魚系の汁は癖が強いですが、ふくが「飽きた日」のリセットに使います。
やり方
- 生鮭(味付け無し)100gを水300mlで茹でる
- 骨を完全に取り除く(これが重要・小骨も全部)
- 茹で汁50mlだけ取り分けてフードにかける
魚臭で食いつきがリセットされます。週1回程度の頻度なら飽きずに効きます。
5. 出汁を「保存」するための工夫
5年やってきて、保存方法が一番大事だと感じています。
私のローテーション
- 製氷皿(100ml×8〜10個):1週間以内に使う鶏スープ・野菜出汁
- 冷凍用ジップ袋:2週間以上の長期保存
- 冷蔵保存は3日まで:保存料無しなので風味と安全のために短く
出汁を作る日(週末の作り置き日)を決めておくと、週中の平日が圧倒的にラクになります。
6. 食器とスタンドの工夫
スープ系トッピングを毎日使うようになって変えたのが、食器スタンドです。
スープでフードを濡らすと、犬が食べる時にこぼしやすくなります。スタンド+少し深めの陶器器の組み合わせにしてから、床掃除の手間が激減しました。6歳のふくは首を下げる姿勢が少し負担そうだったのもあって、高さ調整できるスタンドは結果的に正解でした。
7. 出汁活用と「人間用食材ベース」の親和性
ヒューマングレード(人間用食材基準)のドッグフードと、手作り出汁の相性はとても良いです。どちらも「人が食べられるレベルの食材」が共通言語なので、味の方向性が揃います。
5年やって失敗したこと
ついでに失敗談も。
- 塩を入れた人間用スープを流用した:ふくが翌日からごはんを残し気味に。味が濃いものに慣れると元のごはんが薄く感じるみたいです
- コンソメスープで茹でた肉を与えた:玉ねぎパウダーが入っていて慌てた。すぐ吐かせず獣医に電話、結果として量が少なく無事だったけど青ざめました
- 製氷皿の出汁を3週間放置:風味が落ちたものを使ったら案の定残されました
- 魚の小骨を取り忘れた:のどに刺さりはしなかったが、見つけた時に冷や汗
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まとめ
- 鶏スープ・煮干し出汁・野菜茹で汁は手作りごはんの強力なサポート役
- 必ず無塩・無調味料・ペット安全な食材ベースで
- 製氷皿+冷凍庫で「いつでも使える」状態を作る
- 玉ねぎ・長ネギ系は絶対NG
- 食器スタンドと深めの器でこぼし対策
繰り返しになりますが、私は獣医ではありません。特定の食材アレルギーがある子・腎臓や心臓の持病がある子は塩分管理が特に厳しいので、出汁・スープ系を取り入れる前に必ずかかりつけ医に相談してください。手作りごはんは自由度が高い分、責任も大きいです。少しずつ試して、犬の様子を観察しながら自分なりのレシピに育てていくのが一番だと私は思っています。
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この記事を書いている人
久保里奈(くぼ りな・39歳)
神奈川県逗子市在住のフリーランスデザイナー。
柴犬「ふく(メス・6歳)」「あん(オス・2歳)」と暮らしています。
柴犬専門で10年、咬みつき癖や手作りごはんの試行錯誤の記録を綴っています。
タグ: #手作りごはん#トッピング#栄養バランス#ふくの記録#あんの記録