柴犬と行く海・山の安全対策 — 逗子の実例で考える
逗子に引っ越してきて4年。海まで徒歩8分、披露山公園まで徒歩15分という環境で、ふくとあんを連れて毎日のように海や山に出かけています。気持ちのいい場所ですが、犬連れだと都市公園にはない危険がたくさんある、というのが正直な感想です。
この記事は、逗子の実例をもとに、柴犬と海・山に行くときの安全対策をまとめたものです。獣医ではないので、あくまで一例として読んでください。
海で気をつけている4つのこと
① 砂浜の熱
夏場の砂浜は、思っている以上に熱くなります。逗子海岸の砂は、7〜8月の昼間で50℃を超えることがあります。人間は靴を履いているから気づかないんですが、犬の肉球には火傷レベルです。
うちでは、夏場の海散歩は早朝5〜6時か、夕方17時以降に限定しています。それでも砂が熱いと感じる日は、波打ち際のひんやりした砂だけを歩かせるようにしています。
② 海水の塩分
ふくが子犬の頃、海水を飲んで吐いたことがあります。少量なら問題ないと聞きますが、夏の暑い日に大量に飲むと脱水を加速させるそうです。今は海に行くときは必ず真水と水皿を持参して、こまめに飲ませています。
③ 釣り針・ガラス片
これが一番怖いです。逗子海岸でも、釣り人が落とした針が砂に埋もれていることがあります。ふくは1度、肉球に針を刺したことがありました(すぐ獣医さんに連れて行って抜いてもらいました)。
それ以来、海では犬を絶対に放さないを徹底しています。ノーリードは事故のもとです。
④ クラゲ
夏のお盆過ぎから、逗子海岸にはクラゲが出ます。波打ち際に打ち上げられたクラゲをふくが鼻先で触って、その後しばらく顔を擦っていたことがありました。アナフィラキシーが起きる犬もいるそうなので、要注意です。
山で気をつけている4つのこと
① マダニ
これが本気で怖いです。披露山公園や鎌倉のハイキングコースに行くと、マダニが付くことがあります。SFTS(重症熱性血小板減少症候群)は人にも犬にも危険な病気で、致死率も低くないと聞きます。
うちは月1回のフィラリア・ノミダニ予防薬を欠かさないのと、山から帰ったら必ずブラッシングして全身チェック。耳の付け根、首回り、しっぽの付け根は念入りに見ます。
② スズメバチ
秋の披露山では、スズメバチに遭遇することがあります。一度、あんがスズメバチに気づかずに近づこうとして、慌ててリードを引き戻しました。秋のハイキングは、スズメバチの巣の有無を入山前にチェックします。
③ 急な斜面
逗子の山は標高こそ低いですが、岩場や急な階段が多いです。ふくはシニア入りしたので、長い階段は抱っこして降りるようにしています。あんは元気ですが、急斜面で勢いよく駆け下りて爪を割ったことがありました。
④ 帰り道の脱水
夏の山登りで一番怖いのは、帰り道の脱水です。犬は人間の3倍の速さで脱水すると聞きます。うちは2頭分の水を1.5L持って行きます。多すぎると思うかもしれませんが、夏は本当にこれぐらい必要です。
持っていく道具
逗子の海・山では、車での移動が多いです。あんは車酔いしやすいので、後部座席にこのカーシートを敷いています。
防水素材で、海から戻った後に砂や塩水で濡れていても、シートを傷めません。ベルト固定式で、急ブレーキでもズレにくいのが安心です。ただ、夏場は熱がこもりやすいので、エアコンを強めにかけるか、保冷剤を下に敷くと快適です。
長時間の山行や、海から離れたエリアに泊まりがけで行くときは、折りたたみケージも持参します。
宿泊先や車中泊でも使えるので、2頭連れの遠出には欠かせません。組み立てに最初は10分かかりましたが、慣れれば3分です。重量はやや重いので、女性1人での持ち運びは少し大変ですが、車前提なら問題ないと思います。
やってしまった失敗
- 真夏の昼間に砂浜散歩: 移住して最初の夏、午前11時にふくを砂浜に連れ出して、肉球を軽く火傷させてしまいました。湿布で1週間ケアしました。
- 山でリードを長くしすぎた: 5メートルのロングリードを使っていたら、あんが急斜面で勢いよく走って絡まり、転倒しそうになりました。今は山では1.2mの短いリード固定です。
- マダニチェックを怠った: 1度、ふくの耳の付け根に小さなマダニが付いているのを翌日まで気づかず、慌てて獣医さんに行きました。
結論
逗子のような自然豊かな場所は、柴犬と暮らすには最高の環境です。でも、都市公園とは違うリスクがあります。砂・水・虫・斜面、そのどれもが、ちょっとした油断で事故になります。
「うちの子は大丈夫」と過信せず、毎回気を引き締めて出かけたいと思っています。私は獣医ではないので、海や山で何か異変を感じたら、すぐにかかりつけ医に相談してください。特にマダニ・蜂・水中毒は緊急性が高いと聞きます。
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この記事を書いている人
久保里奈(くぼ りな・39歳)
神奈川県逗子市在住のフリーランスデザイナー。
柴犬「ふく(メス・6歳)」「あん(オス・2歳)」と暮らしています。
柴犬専門で10年、咬みつき癖や手作りごはんの試行錯誤の記録を綴っています。
タグ: #お出かけ#安全対策#逗子