ふくが食べない時の5つの工夫 — 6歳柴犬のごはん事情
「ふく、また残してる…」。これがうちで一番多いごはんの悩みです。柴犬は気分屋な子が多いと聞きますが、ふくは特にその傾向が強くて、5歳を過ぎたあたりから急に食いつきが悪くなりました。
この記事は、私がふくに対して試した5つの工夫と、その効き目をまとめたものです。獣医ではないので「これで治る」みたいな話はできませんが、似たような悩みの飼い主さんの参考になればと思って書いています。
まず確認したこと — 病気かどうか
ふくが食べなくなった時、最初にやったのは獣医に診てもらうことでした。これは順序として絶対だと思います。「気分屋だから」で済ませて病気を見逃すのが一番怖いので、丸2日続けて食べない・水も飲まない・元気がない、のいずれかがあったら、すぐ動物病院に行くのが私の中のルールです。
ふくの場合は、血液検査でも問題なし、口腔チェックでも歯の異常なし。「健康な6歳柴犬の好き嫌い」と診断されました。そこから工夫を試していった、という流れです。
工夫1:ぬるま湯でふやかす(効いた)
これは獣医に教わった方法です。市販フードでも手作りでも、人肌ぐらいのぬるま湯を少し足してふやかすと、香りが立って食いつきが戻ることがあります。
ふくの場合、これが一番効きました。冷蔵庫から出したばかりの作り置きをそのまま出すと、半分残すんですが、ぬるま湯を50mlぐらい足して30秒待ってから出すと、完食率が体感で7割→9割ぐらいに上がりました。
注意点としては、熱湯は絶対NGです。栄養素が壊れるのと、口の中をやけどするリスクがあるので、必ず指で触れる温度にしてから。
工夫2:トッピングを少しだけ変える(効いた)
毎日同じだと飽きるのは犬も同じみたいです。ふくの場合、ベースは鶏むね肉なんですが、週に2回は別の食材をトッピングします。
- 月・水・金:鶏むね肉ベース
- 火・木:白身魚(タラを茹でたもの)少し
- 土・日:豚もも肉(脂身を取って茹でたもの)少し
これで「飽きで残す」はかなり減りました。ただ、新しい食材を追加した最初の数日は、ふくのお腹を毎日チェックして、下痢や軟便が無いか確認しています。
工夫3:器とスタンドを変えた(意外と効いた)
これはちょっと意外だったんですが、器とスタンドを変えたら食いつきが少し戻りました。
ふくは6歳になって、首を下げる姿勢が少し負担そうだったので、高さ調整付きのスタンドに変えました。あと、それまで使っていたプラスチックの器を陶器に変えたタイミングで、明らかに食べる速度が上がったんです。プラスチックの匂いが気になっていたのかもしれません。ただ、陶器は割れるリスクがあるので、洗う時は気を遣います。
工夫4:散歩のあとに出す(効いた)
これも獣医ヒントなんですが、運動後はお腹が空きます。うちでは朝の散歩から帰ってきて、ふくの呼吸が落ち着いてから(だいたい15分後)にごはんを出すと、食いつきが明らかに違います。
ただし、激しい運動の直後は胃捻転のリスクがあるので、必ず一息ついてから。ふくは小型〜中型なので胃捻転リスクは低い犬種ですが、念のためルールにしています。
工夫5:おやつを減らす(これが一番大事だった)
これは正直、私が一番反省したポイントです。
ふくが食べない時、つい可哀想で「ジャーキー1本だけね」みたいに与えていたんですが、これがそもそもの原因でした。獣医に「ごはんを食べない時こそおやつを出してはダメです。ごはんを残せばおやつがもらえる、と学習します」と言われて、ハッとしました。
それからは、おやつは「ごはんを完食した日だけ」のルールに変更。
ご褒美用に置いているのは、無添加のさつまいもジャーキーです。香料・着色料が入っていないものを選んでいて、ふくの場合これは喜びます。弱点としては、無添加なので開封後の日持ちが短いこと。週1回ぐらいの頻度でしか出さないので、小袋で買うようにしています。
効かなかった工夫
ついでに、効かなかったものも正直に書いておきます。
- 新しいフードへの切り替え:ふくの場合、根本原因が「飽き」じゃなくて「食事の出し方」だったので、フードを変えても1週間でまた残しました
- 手で食べさせる:これは一時的に食べても、自分の器から食べなくなるリスクがあると後で獣医に注意されました
- 食事の量を増やす:「足りないから残してるのかも」と思って増量したら、もっと残るだけでした
それでも食べない日はどうするか
うちでは、1食まるごと残したら、その器は30分後に下げます。「次のごはんまでお預け」というルールです。次の食事もぬるま湯トッピングを試して、それでも残したらもう1回下げる。
これを2回続けて全く食べないなら、獣医に電話します。ふくの場合、6歳で1度だけそういう日があって、結局歯茎にちょっとした炎症が見つかりました。「食べない=わがまま」と決めつけずに、必ず可能性として病気を見ておくのが大切だと、その時に学びました。
まとめ
- まず病気の可能性を獣医で確認する
- ぬるま湯ふやかしは効果が出やすい
- トッピング変化・器・タイミングの工夫は地味だけど効く
- おやつを「食べない時の慰め」にしないのが一番大事
- 2食連続で残したら自己判断せず獣医に相談する
繰り返しになりますが、私は獣医ではないので、個別の判断は必ずかかりつけ医に相談してください。柴犬は痛みや不調を隠す犬種だと言われていて、ふくも何度かそれで遅れたことがあります。「いつもと違う」と感じたら、自分の直感を信じて病院に行ってあげてほしいです。
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この記事を書いている人
久保里奈(くぼ りな・39歳)
神奈川県逗子市在住のフリーランスデザイナー。
柴犬「ふく(メス・6歳)」「あん(オス・2歳)」と暮らしています。
柴犬専門で10年、咬みつき癖や手作りごはんの試行錯誤の記録を綴っています。
タグ: #食べない#食欲#工夫